ベルギー田舎生活 日々のぼやき

ごく普通のベルギー田舎生活で思いついたことを書いている雑記です。

念願!ロンドン版CATSのベルギー公演に行ってきました!感想いろいろ

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週末は楽しみにしていたロンドン WEST ENDのCATSに行ってきました。

すごいよかった!ずっと見てみたかったロンドン版のCATSだけに感動。鳥肌。パフォーマンスのクオリティはもちろん、演出も素晴らしい!さすがCATS。リピーターが多いのも納得です。

 

やっぱり英語。オリジナルはすばらしい

日本語版が悪いわけではないのですが、オリジナルは英語なので、英語の歌詞に合わせて歌が作られています。

日本語に比べて英語は少ない音節で言葉を表すことができるので、同じメロディーに合わせた時により英語歌詞では多くの意味を伝えることができます。また、無理やり合わせた日本語は時々不自然に感じます。

それに、CATSのDVD(英語)をずっと見ていたので、やっぱり英語版がしっくりきます。 

 

グダグダな客

なかなか始まらない

これはベルギーだからなのか、遠征公演だからなのか、どちらかはわかりませんが、公演開始までは本当グダグダでした。

 

日本のコンサートだと公演開始の2〜30分前には席につき始め、10分前にはほぼみんな着席。5分前にはしずかになって開演を今か今かと待っている、そんな感じではないでしょうか?ロンドンでミュージカル見たときもそうだったと思うんです。

 

しかし、ここはベルギー。

私たちは15分前に席に着いたのですが、会場はまだガラガラ。意外とチケット売れなかったのか?と思っていると、開始3分前のアナウンスが。

すると、一斉に自分の席を探して押し寄せてくる人々。しかも、暗くて自分の席が分かりづらいため、たくさんの人が通路で立ち往生。開始予定時刻から5分すぎても10分すぎても、会場には自分の席を探している人がたくさん。

 

早く席に着いてください。はじめられません。

若干イライラしていると思われるアナウンス(英語)が流れますが、焦る様子のかけらもない客。

 

なぜギリギリまで着席しない!? ツッコミたくもなりますが・・・ここに来ている人たちは、多分ミュージカルを見に来ているというよりは、何かのコンサートを見に来た感覚だったんだと思います。

また、会場もミュージカルシアターではなく普通のイベント・コンサート会場。飲み物なども売っているので、開演まで飲み物を飲んだりグッズを買ったりして楽しんでいたようです。

 

開演予定時間より15〜20分くらいしてようやくパフォーマンスが始まりました。もう一生始まらないかと思った。

 

ダレる客

CATSは他の人気ミュージカル、例えばオペラ座の怪人やレミゼラブルなどとは違って、あまりストーリー性がありません。

生まれ変われる猫を選ぶ!というストーリーが一応ありますが、基本的には個性的なCATを1匹ずつ紹介していくミュージカルです。これが可愛いくて楽しいんですけどね。

 

ただ、猫の紹介が続いていると、途中でみんなダレて来るのが分かります。前半、休憩前の最後。グリザベラが出てくるシーン。それまでになく静かなシーンのせいもあり、客のダレ具合がよく分かります。

咳をしたりガサガサゴソゴソと音をたてたり。なんだかみんな疲れてきていて集中できていない雰囲気を感じます。

ここはみんなに相手にしてもらえないグリザベラのいいシーンなのに・・・と、思ってたら、私の横のベルギー人のおばちゃん。いきなりグリザベラと一緒メモリーを歌い始めます。

これコンサートじゃないんですけど?しかも私はあなたの歌なんて聴きたくないんですけど?

びっくりしていると、歌うのは最初だけですぐにやめくれました。よかった。知ってる歌が出てきたので歌いたかったんですよね、きっと。

 

休憩中はオールドデュトロノミーと写真撮影

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休憩中には順番にステージに上がってオールドデュトロノミーという長老猫と写真撮影をすることができました。

日本の劇団四季も昔はこのサービスがあったんですって。でもまだ第1幕が終わる前、パフォーマンス中から立ち上がって並ぼうとする人が続出してしまったため、危険なので中止になったとか。

ベルギー公演ではパフォーマンス中から席を立つ人はいませんでした。でも、休憩が始まるとすぐに長蛇の列ができていたので、私は参加しませず。自分の席から撮影。

 

パフォーマンスの感想いろいろ

特に目立った猫・シーンの感想です。

Victoria

ソロパートのダンスが美しすぎました!どうやったらあんなにしなやかにそして綺麗に足が上がるのでしょうか。

 

Mr Mistoffelees

踊りが軽やかで美しすぎる!両足上げてジャンプするところとか、滞空時間が長くて驚きました。DVD版よりも踊りが軽やかでした。見に行ってよかった〜

 

Rum Tum Tugger

インターネット情報だと最近のロンドン版はラムタムタガーがキャラ変しているという話もありましたが、昔のままでした。ヒップホップ風になっていたそうですが、以前のセクシー&ワイルドな衣装に戻っていました。新キャラが不評だったのかな。

ただ、セクシーすぎるDVD版のラムタムタガーには残念ながら及ばず。もうちょっと身長が高い役者さんだったら、もっとセクシーだったのにー。

 

グリザベラ

細かった!役者の方がすごい細身なのか、衣装のボリュームが少なかったのか。

でも、すばらしいグリザベラ感。

最後のメモリーは圧巻。鳥肌たったし涙出そうになりました。 

 

オリジナルを知らないけれど大満足

ロンドン版CATSを見るのは今回が初めてでしたので、オリジナルは知りません。でも衣装や演出など、ロンドン版のDVDにかなり近かったように思えました。

そのため、自分がイメージをしていた物を見れたような気がして大満足です。やっぱりイメージと違っていたらガッカリすると思うので。

またいつか機会があるのであれば、ぜひまた観に行きたいです♪♪♪