ベルギー田舎生活 日々のぼやき

ごく普通のベルギー田舎生活で思いついたことを書いている雑記です。

乳がん検診に対する考え方のちがい

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ここ最近、乳がん検診のことで婦人科やBreastの専門外科に通いました。結論は、何も心配することはない、ということなのです。

しかし、そこでベルギー人の乳がん検診に対する考え方が私とは大きく違うことに気づきました。

 

婦人科に通った理由

私は30代前半に日本で検診を受けた時に 嚢胞が多いので半年に1回は検診を受けなさい と言われて以来、忠実に守って検診を受けに行っていました。

 

昨年、母親からマンモグラフィーをひどく勧められました。「エコーだけでは乳がんは見つけられない」と。どこかのテレビできっと見たのでしょう。

やるべきなのか悩んだので、年が近い友人たち(30代後半)に聞いてみたら全員「マンモグラフィを受けたことがある」そうです。

 

そこで昨年、日本の総合病院でマンモグラフィと超音波の乳がん検診を受けてみました。結果は、癌ではありませんが、エコー・マンモ共々にたくさん所見があるので、医師に相談して経過観察してください と。

もやもやする結果でしたが、引越しでバタバタしていて病院に行く時間もないし緊急でもないので、ベルギーに行ってから考えればいいか〜とそのまま渡航してきました。

 

ベルギーの病院で怒られる(^_^;)

結果もすっきりしないし、もともと半年に1回は検診うけるように言われていたこともあったので、早速ベルギーで相談に行ってみました。

今回再検診も含めて4人のドクターと話す機会がありました。

 

まず1人目のドクターには、これまでの経緯を話すといきなり怒られました。

君はなぜマンモグラフィーの検診をうけたのだい??💢

と。

 

え・・・???検診受けてなぜ怒られるの???

 

素直に質問すると、答えは

 

まだ若いのに。無駄に放射線を浴びているだけだ!!

 

だそうです。

がん検診受けて医者に怒られるなんて、思ってもみませんでした。

 

ベルギーではマンモグラフィーは何歳からなのか質問をすると

40歳以上 にしか勧めないとのことでした。

 

その後、通院のたびに医者が変わり3人の医者と話をしました。

まず決まって一言目に聞かれるのが

 

あなたはその年でなぜ乳がん検診を受けたの?

 

という質問でした。

マンモグラフィ云々より、この年で乳がん検診を受けたこと自体が驚くべきことのようです。

日本で私が住んでいた地域では30代から乳がん検診があったので30代から検診を受けることが当たり前かと思っていました。

 

ベルギーの乳がん検診プログラムは?

では、ベルギーの乳がん検診はどうなっているかというと、

50歳以上

が対象だそうです。

 

検査や診察を受けて最終的に悪性の病変は無いと判断された私。(まぁそもそも悪性ではないけど、とは最初から伝えていたんですが💦)

日本では半年に1回は医師の検診を受けるようにと言われたんですが、次はいつ検診受ければいいか尋ねたところ・・・

親族に乳がんの人がいないのであれば、あなたが50歳になってからね

と平然と言われてしまいました。

乳がんの家系だと少し違うみたいです。

 

30代からの検診はちょっと早すぎるのかもしれませんが、50歳からの検診というのはちょっと不安です。 

ですので、保険はきかないけど自費で今後も2年に1回くらいは検診を受ける予定ですが、その度に「なんで検診うけたの?」と小言を言われるのは気が重い・・・