無職生活も意外に心地よかったのですが、そろそろ仕事探しをしないと、なんだか廃人になっていくような気がします。
ズボラな私は楽をしようと、まずは前職の会社に「仕事ない?」と問い合わせ。しかし「今はない」と即答されてしまいました。
2年前まであんなに頑張ったのに冷たいなぁ・・・と不満はありますが、自己都合で辞めたのだから仕方ない。
コネはあきらめ職探しを開始しました。
ベルギーでの仕事の探し方
どこの国でも同じだと思いますが、ウェブで探すのが基本。
ここでは私が実際チェックしているウェブサイトをご紹介します。
どのサイトも扱っている求人は同じで重複していたりします。
Googleで検索して出てくるサイトによっては、登録しないと情報が見れなかったり、登録してもお金を払わないと求人の内容を見れないものもあります。
でも、お金を払う必要はありません!
↓に紹介する無料のサイトで、ベルギーのほとんどの求人を網羅できると思います!
ベルギーでの求人を探すなら、まずは見てみるといいと思います。
自分の経歴も登録でき、経歴とマッチすればオファーの連絡も来ます。
ただし、Facebookのように色々な人とつながります。
ベルギー版ハローワーク
失業手当をもらうために登録しなければならない職業斡旋窓口なので、日本のハローワークと同じような存在です。
もちろん、失業者ではなくても転職希望者でも応募できます。
ワロン版(フランス語圏)ハローワーク: Le Forem
https://www.leforem.be/
フラマン版 (オランダ語圏)ハローワーク: VDAB
https://www.vdab.be
私はフラマン圏在住なのでとりあえずVDABで探しています。
VDABで検索すると、StepStone(というリクルートサイト)などのいろいろなサイトの求人も表示されるので便利です。
ベルギー求人掲示板
https://kaigai-bbs.com/bel/thread/job/
日系企業の求人がメインで出ています。
私も初めてベルギーに転職した時は、このような掲示板で求人を見つけて応募しました。
欧州の日本人採用向けのリクルート会社
ベルギーの会社ではありませんが、日系企業・日本人向けの採用がありますので、効率よく仕事を見つけることができます。
ビザサポートありの求人を探すなら、↑の掲示板もしくはこちらがおすすめです。
Recruit Europe
http://www.recruit-europe.eu
ポーランドの会社かな?ベルギーの求人はじめヨーロッパ内の求人がたくさん載っています。
Nippon Recruitment
https://nipponrecruitment.com/ja/
オランダの会社のようです。ベルギーの求人もあります。
People First
http://www.people-first.co.uk
UKの会社で日本人求人専門グループがあります。最近はベルギーの求人が載っていませんが、前職で私が日本人を探す時にお世話になっていた会社です。
注意することは?
興味ある仕事が見つかったりうまく面接に進めたときに、日本とはちょっと違うかなと思う確認したいこと・注意したいことをまとめてみました。
年収→手取月収の計算。ベルギーの税金を甘く見ない
求人によっては年収だったり月給の目安が明記してあります。
私は年収から手取月給を、ざっと次のステップで計算します。
もちろん年収によって税率が変わるので、正確ではありません。あくまで目安に。
- 年収 ÷ 14(正確には13.9ですが)
ベルギーには年に2回必ずもらえるボーナスがあり、どちらもほぼ1ヶ月分の給料です。
年収は基本的に年2回の固定ボーナスが含まれているので、約14ヶ月分の給料となっているのです。 - ↑の結果 x 0.6
正確ではありませんが経験上、月給の4割ほどが税金・社会保障費でもっていかれます。
ちなみにボーナスは6割くらい税金などで引かれます。恐ろしい国。
年収=月給x14と言いましたが、求人に載っている年収がいろいろなBenefitやパフォーマンスボーナスも含んだ年収である可能性もあります。
そこは面接時などにちゃんと確認しておいた方がいいと思います。
付帯するBenefit(福利厚生?)も確認すること!
給料だけが全てではありません。
給料にプラスして何がついてくるかは確認したいところです。
私が知っている限り、ベルギーで多くの企業が取り入れているのは次の3つのbenefitです。
- ミールバウチャー
スーパーやレストランで使えるミールバウチャー。
働いた日数分だけもらえるのですが、毎月だいたい140ユーロもらっていました。
ベルギーのかなりの企業が取り入れている制度です。 - プライベート保険
入院した時に全額カバーされる保険など、全員入っている健康保険とは別の保険です。
ミールバウチャーに比べたら、取り入れている企業の数は少ないかも。 - Company Car
営業など職種によってもらえたり、昇進したらもらえたりします。
社用車ですが、通勤はもちろんプライベートで使うのもOK。
全員がもらえるわけではありませんが、日本に比べたらCompany Carを支給されている人の割合が圧倒的に多いベルギー。
だから通勤渋滞がひどいんだと思う。
あとは、エコバウチャーというのもあります。
私はもらったことないので詳しくありませんが、「Eco」な製品を購入するのに使えるバウチャーのようです。(ちゃんと対象となる製品は決まっています)
必要な言語は要チェック
基本的にベルギーの求人にはどの言語が必要か書いてあります。
そもそも、オランダ語やフランス語が必須だったら求人内容もその言語になっていますが。
英語で求人が書いてあっても、オランダ語が必要だったら明記されています。
こちらの求人でよくあるのがDutch is a plusとかassetという表記。
この場合”しゃべれたらより良い”ということ、つまりはしゃべれなくても良いと前向きに解釈しています。
契約期間にも注意!
求人によってはTempだったりInterim契約だったりするものがあります。
正確な違いはわからないのですが・・・どちらも期間限定の雇用であることは間違いありません。
ある期間だけ忙しかったり特別なスキルの人が必要だったりするために雇用することもあれば、産休や長期病欠の穴を埋めるための雇用もあります。
いずれにしても期限が来たら契約は終了。
また職探しとなってしまいます。
もちろん、短期契約で働いてコネを作り、正社員ポジションが空いた時に紹介してもらうという手はあります。
実際にそうやって就職していた人を何人も知っています。
ビザが無い人はビザサポートの有無も確認
日系の求人で、国外からの応募が可能な場合はたいていビザサポート有と明記してあります。
日本語+ITなどの専門知識が必要な職はベルギー内での採用が難しいので、ビザサポートがある場合が多いです。
企業がワークパーミットを発行するための最低年収は、2018年は40,972 EURだそうです。
それ以下の年収の仕事だったら、残念ながら就労ビザを発行してもらえる可能性はありません。
おわりに
とりあえず現在職探しをしていて気づいたことを書いてみました。
また何か思いついたら更新します。
私の職探しも皆様の職探しも、うまくいきますように。